ものつくりの掲示板2.0
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2SK2881(E)のIdss - klmnji
2024/12/30 (Mon) 14:57:25
ぺるけさんの差動ミニワッターで使用されている2SK117はほぼ入手出来ない状況です。ぺるけさんは2SK2881を代替品として、Idssで簡易選別してペアを組めばなんとか許容範囲・調整可能範囲にできると仰っています。今回2SK2881(E)を30個購入してIdssのバラツキを調べてみました。
Idssだけを見れば、7~8ペアは組めそうです。但し左右2ch分のIdssまで揃えようとすると3~4ペアになります。
Idssの近い2ペアを組もうと思ったら30個、多少ずれても良ければ20個程度購入すればペア組みできそうです。尚、購入先は秋月です。
2SK2881 Eランク(Idss=5.0~12mA)実測値
9.02
9.01
8.88
8.86
8.72
8.71
8.44
8.21
8.12
8.07
8.03
7.88
7.85
7.83
7.74
7.73
7.55
7.55
7.36
7.28
7.27
7.23
7.14
7.00
6.63
6.42
5.80
5.79
5.76
5.48
Re: 2SK2881(E)のIdss - klmnji
2024/12/31 (Tue) 13:56:49
橋田さん、こんにちは
真空管での差動アンプはぺるけさんが世に広めました。「情熱の真空管アンプ」に始まり、ホームページでMini Watterを設計し紹介してくださいました。
古い記事ですが、このホームページが差動アンプの利点を説明していると思いますので、ご覧になってください。
「全段差動プッシュプル・アンプの音」
http://www.op316.com/tubes/myamp/special3.htm
次に石とのハイブリッドですが、これもぺるけさんが以下の様に説明されています。
「真空管ではなくJFETを使った理由は2つです。真空管は経年変化や特性の劣化がありますので、直結回路を組む場合は注意が必要です。シングル回路の直結では初段プレート電圧が1Vくらい変化しても大勢に影響ないですが、差動PP回路では初段の差動バランスがわずかでも狂うと出力段のプレート電流がみるみる変化してプッシュプルのDCバランスがとれなくなってしまいます。初段に半導体を使えば真空管で生じるような経年変化や劣化はほとんどありませんし、初期の調整で追い込んでおけばDCサーボなしでも十分な安定が得られます。半導体を併用するもうひとつの理由は、ミニワッター汎用シャーシにはmT9ピンのソケット穴が2つしかないことです。出力段で真空管を2本使いますのでスペース的にもう余裕がありません。」
つまり安定性と小型化の為であると言う事です。
Re: 2SK2881(E)のIdss - 橋田
2024/12/31 (Tue) 01:22:47
klmnji様
非常に具体的なデータありがとうございます
これほどまでにばらついているのかと
温度特性とか、電圧特性とか、経年変化とかを
考えると、もっとばらつきそうな気も致します
所で差動アンプの利点ってどこらへんにあるのでしょうか?もしお差支えなければ、お教えください
特に過渡特性にこだわるのであればNFBを併用する(のだと思いますが)こととの関係や、あえて石と球のハイブリッドにする意味も、お願いできれば…